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アオブダイ中毒について
 

1997年10月 8日、日本中毒情報センター




アオブダイ中毒

  アオブダイのきり身による食中毒が発生しました。
  過去の例では、きり身(筋肉)と肝臓などから、有毒成分としてパリトキシンと
  少量のテトロドトキシンが検出されたという報告があります。
  原因は不明ですが、細菌によって発生したり、餌として摂取された
  イワスナギンチャクの卵の毒によって発生するものと推定されています。
  ハギやフィリピン産のサバでも報告されています。


[バリトキシンの中毒症状]

  主な症状は、筋肉痛といわれています。摂取後、5時間程度で症状がでますが、
  49時間後に症状が発現したという報告もあります。


  腰や四肢のしびれ感、筋肉のこわばり、首や腰の筋肉痛、筋力低下や
  痙攣を引き起こす場合もあります。
  その他、重症例では頻呼吸、呼吸困難、不整脈、ショックなどが報告されています。
  腎臓障害の報告もあります。


  嘔吐や下痢などの消化器症状は普通出現しません。  

[対処法]

  家庭でできる対処法はありません。 唇や手足にしびれを感じたら
  すぐに医療機関に受診してください。


  医療機関での処置:解毒剤はありません。
           対症療法(呼吸循環不全を克服できれば予後は比較的良好)


[シガテラ中毒との相違]

  アオブダイでは報告がありませんが、ハタやヒラマサ、フエダイの種類で
  シガトキシンによって毒化した魚による中毒もあります。


  シガテラ中毒の症状の特徴は、下痢、嘔吐、筋肉痛とされています。
  1時間から6時間以内に嘔吐や下痢が出現し、通常12時間から3日以内に
  温度感覚異常(冷たいものにふれると、痛みややけどするような熱さを
  感じたりする)や、関節痛や筋肉痛、運動失調などの症状が出現します。
  パリトキシン中毒とは、消化器症状と温度感覚異常の有無で区別ができます。
 
 
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