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パック型洗剤の小児の誤飲事故について (2015/3/2更新)
 
2015年3月2日
 
1回分の洗剤を水溶性フィルムに包んだパック型の製品(パック型洗剤)を小児が誤飲したり、眼に入ったりする事故が報告されています。
2014年に日本中毒情報センターに問い合わせがあったパック型洗剤による事故は、小児の事故125件、高齢者の事故9件でした。小児の事故125件の特徴は次のとおりです。
 
1)
患者の年齢は0〜2歳84件、3〜7歳40件でした。
小学校にあがる頃まで、特に注意が必要です。パック型洗剤はお菓子やおもちゃではないことを子どもに教えましょう。
 
2)
保管時の事故の大半は、洗濯機の上の棚、洗面台の下の戸棚、床などの保管場所にあった容器から洗剤を取り出した事例でしたが、高いところに置いた容器が落下して出た洗剤を触ったという事例もありました。
子どもの手が届かないところに保管するのはもちろん、高くて手が届かないと思っていても、子どもが台に登って取ったり、容器が落ちたりすることもあり、注意が必要です。
 
3)
使用時の事故は、一時的に床などに置いた洗剤を子どもが触った事例、洗濯の手伝いで子どもに洗剤を触らせたことによる事例、ドラム式洗濯機に入れた洗剤を子どもが取り出した事例などでした。
保管のときだけでなく、使うときにも子どもが触る機会を作らないことが重要です。
 
4)
パックを口に入れた事例のほか、握りつぶした、触っているうちに破れたという事例もありました。
フィルムは水で溶けるため、口に入れたり濡れた手で触ったりすると破れます。口の中で破れると洗剤を誤飲するほか、気管に入る危険性もあります。またフィルムが破れたはずみで中の洗剤が飛んで、皮膚についたり眼に入ったりする可能性があります。
 
5)
口に入った事例の主な症状は、嘔吐、咳・咳込み、口腔咽頭の刺激症状で、何回も嘔吐した事例も少なくありませんでした。入院した事例もありましたが、転帰が確認できた事例はいずれも数日で退院していました。
洗剤を誤飲すると、繰り返し嘔吐したり、咳き込んだりすることがあります。口に入った場合は、飲み込んだものを無理に吐かせることはせずに、まず口をすすぐか、うがい(難しい場合は濡れガーゼでふき取り)をします。咳などの症状がない場合は直ちに牛乳または水を飲ませます。症状があれば受診しましょう。
 
6)
眼に入った事例の全例で眼の充血や痛みなどの症状があり、角膜を痛めて1週間以上通院した事例もありました。
眼に入った場合は、眼をこすらないように注意して、直ちに十分に水洗します。眼がうまく洗えない場合や症状がある場合は受診しましょう。

なお詳細については、下記PDFファイルをご参照ください。
日本中毒情報センター情報提供資料_報道一般用_パック型洗剤20150303.pdf日本中毒情報センター情報提供資料_報道一般用_パック型洗剤20150303.pdf

過去のニュース欄もご参照ください。
 一回分パックタイプの洗濯用液体洗剤の小児の誤飲事故について(2014/4/25更新)
 パック型洗剤の小児の誤飲事故について (2014/7/30更新)



誤食・誤飲事故の防止のために
・乳幼児の手の届かないところに保管してください。
・認知症のある高齢者は大量に誤食することもあるため注意しましょう。
 
誤食・誤飲事故が発生した場合
・症状がある場合はすぐに医療機関を受診してください。
・中毒110番へご相談ください。
 
 
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